今回紹介する名盤は日本を代表するシンガーソングライターの竹内まりやを妻に持つ音楽職人のアルバムです。
ジャンル
AOR
ロック
ポップ
日本
山下達郎
シンガーソングライター
山下達郎は「僕はアーティストという言葉が好きではありません。知識人とか文化人といった、上から目線の「私は君たちとは違う」と言わんばかりの呼称も全く受け入れられない。」という信念の持ち主なので今回はシンガーソングライターと表記します。
山下達郎と言えばやはり「クリスマス・イブ」でしょう。
日本でこの曲を越えるクリスマスソングはもう生まれないのではないかと思わされるほど秀逸に感じます。
1983年に発表されてから30年以上経つのに未だに
クリスマス時期になると毎年ランクインするというモンスターソングで、オリコンシングルチャートに24年連続ランクインを達するなど、いろんな記録を打ち立てました。
山下達郎本人も「間違いなく私の代名詞となって残るであろう一曲。自分の全作品中、詞・曲・編曲・演奏・歌唱・ミックス、すべての要素がバランスよく仕上がった数曲のひとつ」と述べています。
また、「クリスマス・イブだって、JR東海のCMがなければ、MELODIESの中の1曲だったんだから。そんなもんですよ」と運も重なりヒットしたとも述べています。
他にも名曲は溢れるほどありますが地名度でいえば、KinKi Kidsの「硝子の少年」も有名でしょう。
本作がチャート1位になったことで、80~10年代と4年代連続でのランキング首位を獲得という記録を打ち立てました。
これは松任谷由実、徳永英明、桑田佳祐に次いで史上4人しか達成していません。
本作は不況を笑い飛ばすというコンセプトで当初「WooHoo」というタイトルで発表される予定でしたが、東日本大震災という災害の影響を反映して「Ray Of Hope」となりました。
本作の9曲にタイアップが付いていて、その中で私が好きな曲は「僕らの夏の夢」で、サマーウォーズにタイアップされて話題になりました。
私はこの曲を聴くと緩やかに流れるサウンドに共鳴するように夏の記憶が呼び覚まされます。
音職人 山下達郎が日本の危機を感じて奏でられたメッセージを詰め込んだ名盤を是非。
僕らの夏の夢
ずっと一緒さ
山下達郎 ワーナーミュージック・ジャパン 2011-08-10
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