It BitesはYesやAsiaなどで知られる敏腕マネージャーBrian Laneがプロデュースし、当初は「第2のYesとAsia」としての売り込みが考えられていました。
1986年に発表されたシングル「All In Red」「Calling All The Heroes」はイギリスのチャートを賑わせ、最高で6位まで上がるヒットとなり注目を集めましたが、1986年に発表されたアルバム「Big Lad In The Windmill」これには「Calling All The Heroes」も収録されていたのにも関わらず、売り上げはあまり伸びませんでした。
しかし、その結果に臆すこと無く次作1988年発表「Once Around The World」では演奏時間が9分、15分という大作を収録し、今までのポップロックとおさらばし、プログレッシブロックの影響を強く感じさせる作品となりました。
そして、1989年発表「Eat Me In St.Louis」ではアートワークにYesの第六のメンバーと言われるほどYesの作品に貢献したRoger Deanが参加して話題になりましたが、本作を発表して間もなく解散してしまいます。