今回紹介する名盤は
The BeatlesとThe Rolling Stonesと並ぶイギリスの3大バンドの1人のアルバムです。
ジャンル
ハードロック
アートロック
サイケデリックロック
イギリス
Roger Daltrey
Pete Townshend
John Entwistle
Keith Moon
バンド
The Whoは当時珍しかったシンセサイザーを使用して、後のテクノやミニマルミュージックなどに影響を与えたり、文学性豊かな歌詞やアルバムに1つのストーリーを持たせる「ロックオペラ」というジャンルを確立したりしました。
ロックの幅を広げる画期的な試みも多く先進的な音楽性を持つバンドでローリングストーンの選ぶ歴史上最も偉大な100組のアーティストで第29位にランクインしていて、ロック殿堂入りも果たしています。
そんな知能的なバンドにも関わらず、ライブパフォーマンスはとても派手なものでした。
Roger Daltreyはマイクを投げ縄のように振り回し、Pete Townshendは腕を風車のように回転させながら弾き、Keith Moonはスティックを廻したり、空中に放り投げてはキャッチしたりしながらドラムを怒涛の如く叩くといった3人のパフォーマンスは聴衆を魅了しました。
また、楽器や機材の破壊は当たり前、ドラムを爆破させたり後のパンクバンドに影響を与えました。
しかし、暴れまわる3人とは対照的にJohn Entwistleは複雑なベースラインを涼しい顔で黙々と弾いて聴衆を魅了していました。
The Whoの特徴はPete Townshendが言うようにドラムやベースがリード楽器になり、ギターがリズム楽器という立場が逆転していることでしょう。
この事でメロディーを重視する日本ではイマイチ評価されないでいます。
因みにジョジョの奇妙な冒険 第三部に登場するイギーのスタンドの元ネタです。
アルバム
本作はThe Whoの最高傑作と言われる作品でPete Townshendもこの作品をベストに挙げています。
ローリングストーン誌が選ぶオールタイムベストアルバム500で28位にランクインしています。
本作をロックアルバムとして聴くと1曲目「Baba O'Riley」のテクノ的なイントロで面食らうことでしょう。
しかし、全体を通して聴くと最高のロックアルバムなんです。
9曲目の「Won't Get Fooled Again」はVan HalenやKISSがカバーしたことで有名です。
繊細に作られた力強いロックサウンドを聴ける名盤を是非。
Won't Get Fooled Again
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