今回紹介する名盤は世界にまだレゲエという言葉が浸透していない時からずっとレゲエを唄っていたアーティストのアルバムです。
ジャンル
レゲエ
ジャマイカ
アーティスト
Jimmy Cliffは1962年に「Hurricane Hatty」というシングルでデビューしているのでレゲエの神様
Bob Marleyの先輩と言っても過言ではないでしょう。
世界がThe Beatles旋風で荒れ狂いロックだらけの音楽業界でコツコツと活動を続け、1967年に初のアルバム「Hard Road to Travel」を発表します。
その後1972年にジャマイカの現状を世界に向けて発信した映画「The Harder They Come」で主演に抜擢され、世界的に認知される存在となりました。
1985年発表のアルバム「Cliff Hanger」にはベーシストにJaco Pastoriusが参加していたりして、グラミー賞を受賞する作品になりました。
Johnny Nash のカバー曲である「I Can See Clearly Now」は映画「クールランニング」の主題歌となり大ヒットし、日本でもドラマ「エンジン」の主題歌として使用されました。
Jimmy Cliffはロックアーティストとも関わりが深く、The Rolling StonesのKeith Richardsとデュエットをしたり、自身の作品に元The ClashのJoe Strummerをゲストに招いたりしてきます。
また2015年4月18日に「ビクターロック祭り」番外編にて
SPECIAL OTHERSとの対バンをするほど現役バリバリのお爺さんです。
アルバム
本作は上記した映画「The Harder They Come」のサウンドトラックとなる作品ですが、ただのBGMではなく作中で唄われていた曲を詰め込んだレゲエコンピレーションアルバムと言えます。
レゲエって何から聴けばいいか困っている人は是非聴いてみてください。
いろんなアーティストによるレゲエベストアルバムみたいな感じでもあります。
Jimmy Cliffが唄い上げる4曲目の「Many Rivers to Cross」は聴いたことある人も多いと思います。
個人的に3曲目の「Rivers of Babylon」のゆる~い感じが好みです。
レゲエの教科書といえる名盤を是非。
Desmond Dekker Island 2001-06-26
[0回]
PR