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『私的名盤おすすめ処』

私が聴いて『これは名盤だ!』と感じたものをひっそりとレビューするブログです。

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Return To Forever / Romantic Warrior 邦題 浪漫の騎士 (1976年)


今回紹介する名盤はフュージョン創始者の一人とされるジャズバンドのアルバムです。

ジャンル

フュージョン
ジャズ

アメリカ

Chick Corea
Stanley Clarke
(Al Di Meola)
(Lenny White)

バンド

Return To Foreverは最初Chick Coreaのソロプロジェクトとしてスタートし、1972年に発表した「Return To Forever」の完成度の高さからChick CoreaとStanley Clarkeを中心に何度もメンバー変更を繰り返しながらもReturn To Foreverとして活動することになりました。

Return To Foreverの歴史を大きく分けるとラテン系の初期とロック系の中期、大編成の後期と現在も活動するベテランバンドなんです。

初期作品の「Return To Forever」と「Light as a Feather」で当時としては革命的なラテンのリズムをジャズに取り入れて保守的なジャズファンから賛否両論出ましたが、この2作品は高く評価を受けてフュージョンを代表する名盤とされてバンドは大成功を収めます。

しかし、Return To Foreverの快進撃はこれで終わらず、黄金期はこの後にやってきたのです。
前任に代わりドラムにLenny Whiteが加入し、当時ほぼだった無名Al Di Meolaが加入し黄金期のReturn To Foreverが完成します。

Chick Coreaは世界を代表するジャズピアニストでMiles Davisが1969年に発表した歴史的名盤「Bitches Brew」のエレピを任されるほどです。
また日本を代表する世界的ジャズピアニスト上原ひろみと共作や共演したり、様々なアーティストと共演しています。

Stanley Clarkeは普通より高くチューニングしたテナーベースやピッコロベースもよく使用していて、ギターに近い奏法を得意とし、その演奏はリードベースと形容されるほどです。

因みにフュージョン御三家というのがありまして
「Return to Forever」
「The Mahavishnu Orchestra」
Weather Report」の3つのバンドをことを言います。


アルバム

本作はReturn To Foreverが黄金期と言われるメンバーで発表したアルバムです。

ビルボードチャート35位にランクインしたり、ジャズチャートでは3位、R&Bチャートでは23位といずれも好成績を残しバンド最大のヒットとなりました。

本作はロックを好んで聴いていてジャズを普段聴かない人に是非とも聴いて欲しい作品です。

プログレッシブロックのような超絶技巧に気持ちいいキーボードの音で爽やかなYesといった感じでしょうか。

まるで魔法でも使っているのではないかと思うほどの流れる演奏を聴ける名盤を是非。

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