今回紹介する名盤は今をときめくテニスプレーヤー錦織 圭選手のお気に入りアーティストのアルバムです。
ジャンル
ヒップホップ
チルアウト
日本
瀬葉 淳
アーティスト Nujabesというアーティスト名の由来は本名の瀬葉淳をローマ字表記にした「SEBAJUN」を逆さから読んだものであります。
パリでのファッションショーの音楽を担当したこともあるくらい世界的に評価をされているトラックメーカーなのです。
その証拠に英語版Wikipediaがあるほどですし、なんなら英語版の内容の方が細かく書かれているくらいです。
そんな国内外と幅広く知られるトラックメーカーNujabesは世界中の良い音楽を安価で提供でき、音楽愛好家やミュージシャンが交流できる場として「GUINNESS RECORDS」というレコード店を出すなど、音楽を心から愛していました。
そんなNujabesが2010年に交通事故で亡くなったと聞いたとき途方に暮れたのを覚えています。
Nujabesのヒップホップをベースにジャズやソウル、ハウスなどを取り込んだ叙情的なチルサウンドは世界中で聴かれ2015年2月26日にはNujabes5周忌追悼イベントが開催され「Luv(sic)」シリーズでの盟友Shing02に始まりUyama Hiroto、
haruka nakamura 、Cise Starr、Fat Jon、Funky DL、Pase Rock、Substantialなど日本以外からも多くのアーティストが集結しました。
アニメ「
サムライチャンプルー 」では渡辺信一郎監督から熱いラブコールを受け、Fat Jonと共に高クオリティーなサントラを作り上げました。
Nujabesは亡くなってしまいましたが、Nujabesの音楽は受け継がれていて、Nujabesに発掘されたharuka nakamuraはNujabesのビートとフリートなどが聴ける「MELODICA」という名盤を2013年に生み出していて、Nujabesのトリビュートアルバム「Modal Soul Classics II dedicate to...Nujabes」にはクラムボンやtoeも参加しています。
ジャズやヒップホップは少し取っ付きにくい面もありますがNujabesの音楽センスのフィルターを通すととても美しくて聴きやすく入門するのにはいいと思います。
アルバム 本作はNujabesの代表作とも言える2枚目のアルバムで本作以降Nujabesフォロワーと言えるジャジーヒップホップが流行り出すくらい影響力の大きい作品でした。
当然人気シリーズの「Luv(sic)」も収録されています。
真っ赤なジャケットなのに派手じゃなく落ちついて見えて、私には何処と無く上品な感じがするんです。
品のあるピアノの旋律に落ち着いたビートにチルアウトせざるを得ないでしょう。
ヒップホップに偏見がある人にこそ聴いて欲しい1枚でヒップホップに対する印象が変わること間違い無しです。
また、「日本人でヒップホップかよ(笑)」と思われる人も是非一度聴いてみて下さい。
Nujabesは例外になるはずです。
Nujabesの鼓動のようなビートに乗せて流れるメロディーが体の中を駆け巡る名盤を是非。
Luv (Sic) Part 3 featuring Shing02
VIDEO Nujabes Hydeout Productions 2005-11-11
[1回]