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『私的名盤おすすめ処』

私が聴いて『これは名盤だ!』と感じたものをひっそりとレビューするブログです。

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Yo La Tengo / I Can Hear the Heart Beating as One (1997年)



今回紹介する名盤は現代のThe Velvet Undergroundと言われるバンドのアルバムです。

ジャンル

インディーロック
サイケデリックロック
オルタナティブロック
シューゲイザー

アメリカ

Georgia Hubley
Ira Kaplan
James McNew

バンド

Yo La Tengoはスペイン語で「俺が取る」と言う意味を持ちます。

なぜこのバンド名にしたかと言うと、1962年にニューヨークメッツに英語が分からないベネズエラ人の選手がいて、その選手フライを捕る時に他の選手と衝突しないように決めた掛け声が「Yo La Tengo!」でした。

野球好きなIra Kaplanがこのエピソードを気に入りバンド名にしました。

Yo La Tengoは25年以上のキャリアを持つインディーズ界の大御所なんですが、ファンを大事にすることで有名です。

2012年に来日した時のライブはファンの質問に受けて、その時のインスピレーションで演奏する曲を決めるというファンと一緒に作るライブを行いました。

たくさんのアーティストと親交のあるYo La Tengoは、日本のサイケデリックロックバンド「ゆらゆら帝国」の坂本慎太郎とJames McNewとで作品を発表したりもいます。

また、映画「Shortbus」の音楽を担当したりもしています。

アルバム

本作はCMJチャートで1位を獲得するなどYo La Tengoの最高傑作とされる作品で世界的に評価を得たアルバムです。

全員がボーカルをとれるので1つのバンドなのにいろんなバンドを聴いているように感じるので飽きがこないんです。

1曲目「Return to Hot Chicken」の暖かみあるギターサウンドでゆったり始まったかと思うと、2曲目「Moby Octopad」のアンダーグラウンド感満載のベースリフで引き込まれます。

サイケデリックの気持ち良さとオルタナティブの激しさ、シューゲイザーの浮遊感を上手くミックスした名盤を是非。

Sugarcube


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Colossal / Welcome the Problems (2004年)



今回紹介する名盤はKinsella系の音楽をしているバンドのアルバムです。

ジャンル

インディーロック
マスロック
エモ

アメリカ

Pat Ford
Rob Kellenberger
Neil Hennessy
Chris Perrin


バンド

私がこのバンドを知ったのは、OwenAmericanfootballJoan of Arcといった、言わばKinsellaファミリーの音楽にハマっていた時に、ニコニコ動画の作業用動画で聴いて知りました。

Colossalは凄くおすすめのバンドなのですが、2003年-2007年までしか活動していなく作品もEPが1枚とアルバムが1枚だけという状況です。

私はアメリカのシカゴで活動しているバンドに悪いやつはいないと声を大にして言いたい。

勿論、Colossalもシカゴで活動していた1人です。

Kinsellaファミリーの「Americanfootball」や「Ghosts And Vodka」が好きなら、必ず琴線に触れること間違いなしです。

Colossalの特徴はマスロックのような演奏をしているのにも拘わらず、聴きやすいことこの上ないところです。

Americanfootballにマスロックを足したかのようなサウンドです。


アルバム

本作はColossal唯一のフルアルバムです。

Ghosts And VodkaのようなきらびやかなアルペジオにAmericanfootballのような暖かいトランペットの音と歌声が最高に気持ちいいんです。

1曲目から疾走感溢れるギターアルペジオが流れます。

マスロックの超絶技巧とエモの気持ち良さが共存する貴重な名盤を是非。

The Dusk Of Us


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Aden / Black Cow (1999年)



今回紹介する名盤はAmericanfootballのようなバンドのアルバムです。

ジャンル

インディーロック
インディーポップ

アメリカ

Kevin Barker
Jeff Gramm
Fred Kovey

バンド

私がこのバンドを知ったのは、OwenやAmericanfootballやJoan of Arcといった言わばKinsellaファミリーの音楽にハマっていた時に、ニコニコ動画の作業用動画で聴いて知りました。

余り有名なバンドでもなく情報が少ないで調べてみますとAdenが所属していたレーベル「Teen Beat」の中に「bloodthirsty butchers」を発見しました。

なので、独断と偏見でいいレーベルなのだと決めつけております。

さらに活動場所がTortoiseなどが活躍しているシカゴです。

もう決まりでしょう。

音世界はと言いますと、上記したようにOwenやAmericanfootballやJoan of Arcのようなギターアルペジオにやさしい唄が乗ります。

アルバム

通勤や通学とかで音楽を聴いている人には正直60分を越えるアルバムは聴ける時が中々無かったりします。

そんな時、本作はほんの30分程度で聴けるので私は重宝しています。

Kinsella系の音楽を探している人はきっとたくさんいるはずです。

かく言う私もその一人てした。

Kinsellaの意思を受け継ぐThis Town Needs Gunsなど、フォロワーはたくさんいますがその中でも1、2位を争うくらいKinsella魂を感じました。

唄心があるので、どっちかと言うと弟のMike Kinsellaの方が近い気がします。

Kinsella系の音楽を探している人必聴の名盤を是非。

I Knew You Would Go


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Built to Spill / Keep It Like a Secret (1999年)



今回紹介する名盤はModest Mouse、The Strokes、 Death Cab for Cutieに多大な影響を与えたバンドのアルバムです。

ジャンル

インディーロック
ローファイ
オルタナティブロック
サイケデリックロック

アメリカ

Doug Martsch

バンド

Dinosaur Jr.、Neil Young、Pavementから影響を受けたDoug Martschを中心に結成されたバンドです。

Built to Spillの凄いところは、ギター、ベース、ドラムというシンプルな編成であの音世界を作っているところだと思います。

キュートでポップな音を鳴らしているのに、やってることはプログレバンドにも負けないくらいの演奏です。

よく「ひねくれポップ」と形容されますが、本当にその通りだと思います。

難解で大衆受けしない音楽を作るのはわりと簡単です。
そして、キャッチーで耳触りのいい音楽を作る人もたくさんいます。

しかし、Built to Spillはポップセンス抜群のDoug Martschがバンドサウンドを突き詰めた結果、ちょっとひねくれたポップサウンドが出来上がるのです。

ライブに行ってみたいバンドNo.1なんですが、Doug Martschが飛行機恐怖症らしく来日は無いみたいです…。

Built to SpillはライブバンドなのでThe Flaming Lipsを引き連れて全米ツアーを行ったり、Pitchfork Music FestivalではYo La TengoやTortoiseなどと共演をしています。

アルバム

本作はDoug Martschのポップセンスが爆発したアルバムだと思います。
これまでは耳の肥えた音楽ファンや同業者であるアーティストなどから評価されてきましたが、本作は商業的にも成功しました。

とにかく1曲目から3曲目まで聴いてもらえれば、本作の良さはわかってもらえるはずです。

個人的におすすめは6曲目の「Time Trap」です。

バンド職人が作り出すギターアンサンブル。

可愛らしい泣きメロが詰まったこだわりの名盤を是非。

Time Trap


The Plan


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Vampire Weekend / Vampire Weekend 邦題 吸血鬼大集合!(2008年)



今回紹介する名盤はコロンビア大学出身のインテリ集団からのアルバムです。

ジャンル

インディーロック
インディーポップ

アメリカ

Ezra Koenig
Rostam Batmanglij
Chris Tomson
Chris Baio

バンド

ほとんど無名に近いインディーロックバンドが出したデビューアルバムが最初の週に2万8000枚を売り上げ話題になり、これまでに50万枚以上を売り上げました。

これは、2008年にリリースされたインディーシーンのデビューアルバムで最も売れたアルバムとなりました。

今では最新作を初週に13万4000枚を売り上げ全米1位になるなど人気バンドの仲間入りです。
最新作はグラミー賞の「最優秀オルタナティヴ・ミュージック・アルバム」を受賞したのは記憶に新しいと思います。

日本にも馴染みがあり、2008年の夏にはサマーソニックに出演していますし、2010年の夏にはフジロックのグリーンステージへ初出演しました。

2009年と2010年には単独来日公演をやってくれました。

Hi-STANDARDの難波さんやASIAN KUNG-FU GENERATIONのゴッチも好きなバンドにあげています。

アルバム

本作はそんなバンドのデビューアルバムです。

チープな音でしっかりとしたバンドサウンドが聴けるからおもしろいです。

アフリカンビートや適度に民族音楽を取り入れ、それを大学生のノリでカラフルに陽気に仕上げた感じの程よいチープさ加減が聴いていて楽しいんです。

このアルバムの駄目なところをあげるとするなら邦題のダサさでしょう。

これは久々の失敗した邦題ですね。

アメリカの若者特有の陽気な音楽を聴ける名盤を是非。
A-Punk


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