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『私的名盤おすすめ処』

私が聴いて『これは名盤だ!』と感じたものをひっそりとレビューするブログです。

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David Wise & Eveline Fischer & Robin Beanland / スーパードンキーコング 2 (1995年)



今回紹介する名盤は20代後半の男なら皆やったのではないかというくらい有名なゲームのサントラです。

ジャンル

ゲームサントラ
エレクトロニカ
アンビエント

イギリス

David Wise
Eveline Fischer
Robin Beanland

アーティスト

スーパードンキーコング2は英国レア社が開発し、任天堂から発売されたアクションゲームです。
SFCの中でも特に映像と音楽に力が入っている印象があります。

女性に「音楽何聴くのー?」と聞かれて、「ゲームのサントラ」と言うと、十中八九引かれます。
しかし、映画やゲーム、アニメ、ドラマのサントラには素晴らしい音楽がたくさんあります。

例えば、映画「天然コケッコー」はレイハラカミ
アニメ「サムライチャンプルー」はNujabes
最近でいえばドラマ「まほろ駅前番外地」はゆらゆら帝国の坂本慎太郎が音楽を担当しています。

David Wiseは自然の音とメロディックな打楽器を多用した伴奏とを混ぜ合わせることでジャングルのような雰囲気を作り出しています。

アルバム

今私がもっとも再販して欲しいCDです。
Amazonでは10万円以上の価値がついていて手が出せません。
もし、ゲームのサントラだからといって聴かないのだったらもったいないです。

雰囲気でいうとGlobal CommunicationAphex Twinの「Film」みたいな感じです。
このアルバムは最高のエレクトロニカを聴けます。

ドンキーコング 2をやった事がある人は思い出に浸りながら、やった事のない人でも十分楽しめます。

ノスタルジックなメロディーあり、コミカルなメロディーありの名盤を是非。

とげとげタルめいろ


タルタルこうざん


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Aphex Twin / Selected Ambient Works 85-92(1992年)



今回紹介する名盤はテクノ界のモーツァルトと呼ばれるAphex Twinのデビューアルバムです。

ジャンル

アンビエント
テクノ
エレクトロニカ
IDM

イギリス

Richard David James

アーティスト

なぜ「テクノ界のモーツァルト」というとノイズのみで構成されたかのような実験的な変態曲があるかと思うと、ピアノのみを使ったシンプルで限りなく美しい曲も作曲出来ることからきているのでしょう。

彼のデビュー当時テクノ界では、白、黄、茶と言う言葉がありました。

それは茶はOrbitalの「Orbital 2」、黄はHardfloorの「TB Resuscitation」で、白がAphex Twinの「Selected Ambient Works 85-92」でありました。
この3枚を聴いておけば今のテクノがわかるということらしい。
それほどテクノ界で重要な人物であるのです。

また、数々の奇行でも有名で自家用車に戦車を購入したり、銀行だったビルを丸々買い取りスタジオにしてしまうなど、最近で言えば新作「Syro」の宣伝に急に自分のロゴを張り付けた飛行船飛ばしたり、急に町に自分のロゴを張り付けたりと話題になりました。

アルバム

本作はテクノの名盤、アンビエントの名盤としても上げられるアルバムです。

なんと言っても目玉の1曲目「Xtal」を聴くためだけに買ってもいいくらい透明感あふれる名曲です。
エコーのかかったシンセに、柔らかいビート女性の美しい声が絡み合い透き通るような曲です。
Richard David Jamesは別名義でもたくさんの音源を発表していますが、このアルバムの「Xtal」をフェイバリットに上げるアーティストやファンがたくさんいます。

本作はRichard David Jamesが14歳から21歳までに作曲された曲の集合体です。
中2からですよ。本当に驚かされます。

20歳そこそこの子どもが作ったからこそピュアで真っ白な曲もあり、イタズラ心溢れる曲もあるこの名盤を是非。

#1 Xtal

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Global Communication / 76:14 (1994年)



今回紹介する名盤はあのAphex Twinとも親交がある二人組ユニットのアルバムです。

ジャンル

アンビエント
ディープハウス

イギリス

Mark Pritchard
Tom Middleton

アーティスト

Global Communicationはオリジナルアルバムこそ少ないですが、数々のアーティストのリミックスや共作を手掛けています。
上記したようにAphex Twinに始まり、Underworld、Link、Palmskin Productionsなどです。

SonarSound Tokyo 2012のライブではデカイスクリーンに独自で撮影した映像を流し、それに共鳴するかのような音楽を流すというライブを行いGlobal Communicationの音世界を見事に表現しました。

アルバム

本作のタイトルや曲名は聴く人の先入観を無くすために全て数字で統一しています。
「76:14」これはアルバムの再生時間を表していて、曲名も全て再生時間で表しています。
ジャケットにはGlobal CommunicationのイニシャルGとCを使ったシンボルだけです。
そして、アーティスト名はモールス信号で小さく下に書いてあるだけといった念の入れようです。

Global Communicationのコンセプトを尊重して先入観を受けたくなければ、これより下は読まずアルバムを聴いてみてください。




さて、私はこのアルバムかけると宇宙空間もしくは、光の一切入らない深海を漂うような錯覚を起こします。

ひたすら無機質で秒針が時間を刻む音や女性の美しいコーラス、消え入りそうな光のような電子音、いろんな音が耳に流れてきます。
他にはない音楽です。

強いて近いのを上げるとするならAphex Twinの
「Vol. 2-Selected Ambient Works」かもしれません。

Brian Enoの「Music for Airports: Ambient 1」は退屈でAphex Twinの「Selected Ambient Works 85-92」より落ち着いてる聴けるアルバムを探してる方にはぴったりかと思います。

宇宙や深海をただただ漂いたい方はこの「世界規模の選択 音の媒体を通して伝えられる  感動的な表現」を味わえる名盤を是非。

#2 14 31


#9 4 14

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Arc Lab / The Goodbye Radio (2008年)




今回紹介する名盤は何処と無くTelefon Tel Aviv彷彿させるアーティストのアルバムです。

ジャンル

エレクトロニカ
IDM
アンビエント

カナダ

Medard Fischer

アーティスト

Arc LabはカナダのMedard Fischerによるエレクトロニカプロジェクトですがアンビエント感が強いと私は感じたのでアンビエントでの紹介になります。

一口にエレクトロニカと言ってもいろいろありますがArc Labは同じカナダのエレクトロニカアーティストのi am robot and proud系の音世界ではなく、どちらかと言うとアメリカのThe Album Leafや北欧のmúmといった冷たい音を特徴としています。

Arc Labの音楽は無機質なピアノやギターの音に随所で使われるグリッチノイズ、そして控えめな唄で作られています。

Arc Labの特徴をもう1つ上げるとするとジャケットです。
Arc Labのジャケットは本当にアルバムの音を教えてくれます。

どうしてこんなにも音とジャケットが共鳴しているかと言うと、Medard Fischer本人がジャケットのデザインを手掛けているからです。

Arc Labのどの作品を聴こうか迷った時はジャケットで選べばいいと思います。

アルバム

本作は売れ線とか関係なく実力あるアーティストを取り上げてくれて、マニアの信頼も厚いアメリカのクラブミュージック&カルチャー雑誌「XLR8R」の週間Top10に選ばれたことのあるアルバムです。

ジャケットを見てくれればわかる通り、音はとても冷たく無機質です。
以前と同じようにSvitlanaをボーカルに起用しています。

瞼を閉じて本作を聴くと、心地好いノイズに冷たいピアノの旋律、電子音の雪で周りは銀世界にしてくれる名盤を是非。

#9 Small Numbers



#14 Departure Music Part Two


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MOTHER / MOTHER1+2 Soundtrack (2003年)



今回紹介する名盤は「おとなはこどもに、こどもはおとなになれるゲーム」でお馴染みのMOTHERシリーズ1と2のサントラ集です。

ジャンル

ゲームミュージック
サントラ

日本

鈴木慶一
田中宏和
松前公高
糸井重里



ゲーム

MOTHERは1989年に任天堂から発売されたファミコンのソフトです。
ポケットモンスターはMOTHERに影響を受けたというのは有名な話です。

MOTHERを知らなくても「大乱闘スマッシュブラザーズ」の「ネス」は知っている人は多いのではないでしょうか。

このゲームの特徴はなんと言っても「敵を殺す」ということをしません。
その代わり「正気に戻った」や「おとなしくなった」など平和なゲームなんです。

ラスボスに至っては攻撃してもダメージを与えられません。
その代わりにこれまでの冒険で集めたメロディーをうたって戦うという世界一やさしい攻撃です。

「音に打ちのめされて傷付くものはいない 。
それが音楽のいいところ」
Bob Marleyも言っていますし。

ではゲームの話はこの辺で止めておきましょう。

アルバム

「エンディングまで泣くんじゃない」というキャッチコピーからも分かるように、どことなく悲しげなメロディーが多いですが2曲目、3曲目は聴いていて楽しいです。
4曲目はのどかなアコギのアルペジオに管楽器の低音がウキウキさせてくれます。

7曲目は学校のチャイムをベースに作られているので何処と無く懐かしい気持ちになります。
そして、ラストは壮大な展開で締め括られます。

ただ、気をつけて欲しいことは本作はMOTHERのオリジナルサントラですが、ファミコンの原音ではなく、改めて楽器で演奏し収録し直していることを頭に入れておいてください。

おとなもこどもも、おねーさんも楽しめるゲームミュージックの名盤を是非。

ガチャン、ツーツーツー

#1 Pollyanna (I Believe in You)


#10 Eight Melodies


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