忍者ブログ

『私的名盤おすすめ処』

私が聴いて『これは名盤だ!』と感じたものをひっそりとレビューするブログです。

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

The Doors / The Doors 邦題 ハートに火をつけて (1967年)



今回紹介する名盤は天才は27歳で死亡するというジンクス「27クラブ」のBrian Jones、Janis Joplin、Jimi Hendrix、Kurt Cobainと並ぶ天才がいるバンドのアルバムです。

ジャンル

サイケデリックロック
ブルースロック
プログレッシブロック

アメリカ

Jim Morrison
Ray Manzarek
John Densmore
Robby Krieger


バンド

The Doorsはローリングストーンの選ぶ歴史上最も偉大な100組のアーティストにおいて第41位にランクインしています。

The Doorsを語る上で外せない人物Jim Morrisonは上記した27クラブの一人でローリングストーン誌の選ぶ「史上最も偉大なシンガー100人」において第47位、そして英Q誌の選ぶ「史上最も偉大なシンガー100人」において第40位にランクインしている人物です。

Jim Morrisonの破天荒な性格と音楽的才能から、ロック史上最もカリスマ性のあるミュージシャンの1人とされElvis Presley以来のロックスターと言われていました。

そんな彼からは想像もつきませんがIQ149という頭脳を持っていて、常に本を持ち歩いているほど読者家でもありました。

The Doorsの特徴はなんと言ってもベースのいないバンドということでしょう。

ベースラインをオルガンが補うことで、より異彩を放つバンドとなりました。

アルバム

本作はThe Doorsのデビュー作にして最高傑作と言われる作品です。

ローリングストーン誌が選んだ「オールタイム・グレイテスト・アルバム500」において42位、
「オールタイム・ベスト・デビュー・アルバム100」において34位にランクインしています。

本作の目玉はなんと言っても6曲目の「Light My Fire」でしょう。

オルガンソロとギターソロの激しい攻防にはハートに熱くなります。

そして、ラストを飾る「The End」は映画「地獄の黙示録」で使用されThe Doorsが見直される切欠にもなりました。

詩人Jim Morrisonの書いた曲を聴いてみてください。
ハートに火をつけられること間違いなしの名盤を是非。

Light My Fire


拍手[0回]

PR

Grateful Dead / Live/Dead (1969年)



今回紹介する名盤はロック殿堂入りしている世界一のライブバンドのライブアルバムです。

ジャンル

サイケデリックロック
ジャムロック

アメリカ

Jerry Garcia


バンド

Grateful Deadはローリングストーンの選ぶ歴史上最も偉大な100組のアーティストにおいて第56位に選ばれています。

Grateful Deadの中心人物Jerry Garciaはローリングストーンの選ぶ歴史上最も偉大な100人のギタリストにおいて第46位に選ばれています。

日本ではそんなに知名度は高くないですが、アメリカではメンバーの使用していた楽器などがオークションに出品されると、かなり高額で落札されるくらい熱狂的ファンが未だにいます。

それくらいアメリカでは伝説的バンドとして認知されています。

なぜGrateful Deadがライブバンドと言われているかというと、バンドの評価を計る1つの物差しとして使われるヒットチャートでは毎回無縁なのにも関わらず、
それと相反して毎年行われるスタジアムツアーなどで、常にアメリカ国内のコンサートの年間収益では一、二を争う存在でした。

なぜこのような矛盾が起きるかというと、Grateful Deadのライブでは自由に録音することを許可し、会場には録音する人達のためのスペースまで確保していました。

その結果、高音質で録音されたライブ音源のカセットなどは、その後ファンの間で交換されてGrateful Deadの評判は広がりました。

その熱狂的ファンのことを「デッドヘッズ」と呼びます。

なんとデッドヘッズとされる著名人にはビル クリントンに始まり、スティーブ・ジョブズ、レイカーズ監督のフィル ジャクソン、SF作家のウィリアム ギブスンなど挙げると切りがありません。

規制に次ぐ規制でCDの売れない今だからこそ、Grateful Deadの懐の深さを感じます。

因みにジョジョの奇妙な冒険 第五部に出てくるプロシュート兄貴のスタンドの元ネタです。


アルバム

本作はGrateful Deadの最高傑作としてよく挙げられます。

ブルース、ジャズ、ブルーグラス、カントリー、フォークを上手くアメリカンロックでまとめたような感じです。

Jerry Garciaのギターソロはまるで、生き物のようにうごめいて現れては消え、また現れてを繰り返し展開されていきます。

部屋の中で聴くのではなく、だだっ広い大地で広がる大空を眺めながら馬鹿デカイスピーカーが大音量で聴いたら悩み事なんてぶっ飛ばされることでしょう。

偉大なる故Jerry Garciaの最強の演奏が聴ける名盤を是非。


Dark Star


拍手[0回]

The Zombies / Odessey and Oracle (1968年)




今回紹介する名盤は大ヒットした「Time Of The Season」(ふたりのシーズン)収録のアルバムです。
ジャンル

ソフトロック
サイケデリックロック

イギリス

Rodney Argen
Paul Atkinson
Colin Blunstone
Christopher White
Hugh Grundy

バンド

この時代はThe Beatlesの影に隠れたバンドがたくさんいます。
The Zombiesもその中のひとつだと思います。

実はThe Zombiesは商業的に決して成功したとは言えず、活動期間は短くアルバムを2枚しか残せませんでした。
「Time of the Season」という曲が大ヒットしたというイメージですが、ヒットしたのは解散した後のことでした。

「Time of the Season」の大ヒットで偽物バンドが現れるという珍事も起きたそうです。
偽物と言えば、13年ぶりに新作を発表したAphex Twinも発売前にたくさんの偽物がYouTubeに曲をアップしてましたね。

彼等はゾンビーズという名前に似合わず、POPでキュートで小洒落た曲を書きます。

簡単にThe Zombiesの音を言葉にすると「洒落たThe Beatles」「インテリThe Beatles」という感じです。
The Beatlesのファンに誤解を生みそうですが。

アルバム

本作のジャケットはいかにもサイケデリックといった感じですが、ポップなメロディーがたくさん詰まった今流行りのソフトロックの名盤です。

Time of the Seasonの話ばかりしましたが、本作はそれ以外にも華麗なコーラスワークにユニークなリズム隊によって作られた美メロ、泣きメロがたくさん収録されたソフトロックの名盤を是非。

Time Of The Season


拍手[3回]

ゆらゆら帝国 / 3×3×3 (1998年)



今回紹介する名盤は1つの音楽が完成されて解散してしまった伝説的バンドのアルバムです。
ジャンル

サイケデリックロック

日本

坂本慎太郎
亀川千代
柴田一郎



バンド

よく「邦楽とか洋楽の劣化版だよねー」とか言う人がいますが、私は「日本の音楽が世界に劣るなんてとんでもない!」と声を大にして言いたい。

そりゃ、邦楽は日本だけで洋楽はイギリス、アメリカ、北欧などたくさんの国があるので、すごい人達が日本より多いのは必然です。
しかし、日本にもすごい人達はたくさんいます。

その中のひとつを今日は紹介したいと思います。
少し邦楽をかじったら、よく名前は聞くと思います。

もし見た目の感じや、ヘンテコリンなバンド名で敬遠してる人がいたら、騙されたと思って「発光体」「ズックにロック」「ゆらゆら帝国で考え中」を聴いてみてください最高にカッコいいので。

ゆらゆら帝国は一言で表すならJimi HendrixThe Velvet Undergroundを足して水木しげるで割ったような音楽です。

要はサイケデリックロックを水木しげるの世界観で解釈した音楽です。

日本が世界に誇る文化、漫画や妖怪の世界を上手く取り入れていると思います。

私がもし外国の人に「HEY!日本でクールなバンドはないかい?」って聞かれたら、真っ先にこのバンドを勧めます。

現在は坂本慎太郎がソロで活動しているのでゆらゆら帝国が気に入ったらそちらにも手を伸ばしてみてはどうでしょうか。
より洗練されたアダルトで独特な音楽を鳴らしています。


アルバム
さて、アルバムのことですが世の中に「名曲」は腐るほどありますが、こと「名盤」となるとその数はガクッと減ると思います。
しかし、本作は名盤だと私は自信を持って言えます。

ガッツリ聴き込める濃厚な曲もあるし、箸休め的なインストもあり、また曲順もバッチリなんです。

ゆらゆら帝国を知らない人もきっと気に入るキラーチューン「発光体」や「昆虫ロック」もありますし、ゆらゆら帝国の世界が存分に味わえる「3×3×3」や「つきぬけた」もあります。

これがデビュー作なのだから本当に凄いです。

スリーピースの音とは思えないほど分厚い音です。
個人的にスリーピースバンドはベースが前に出るので私は好きです。

日本が世界に誇る妖怪級の名盤を是非。ドゥッドゥイ!

関連記事
ゆらゆら帝国 / ゆらゆら帝国のしびれ (2003年)
坂本慎太郎 / ナマで踊ろう / Let's Dance Raw(2014年)
ゆらゆら帝国 / 空洞です (2007年)


3×3×3


拍手[2回]

The Velvet Underground / The Velvet Underground & Nico (1967年)




今回紹介する名盤は聴いたことはなくても見たことはある人は多い通称「バナナアルバム」です。

ジャンル

アートロック
サイケデリックロック

アメリカ

Maureen Tucker
Sterling Morrison
Lou Reed
John Cale
Nico


バンド

The Velvet Undergroundは1996年にロックの殿堂入りをし、「ローリングストーンの選ぶ歴史上最も偉大な100組のアーティスト」において第19位です。

The Velvet Undergroundが本格的に活動していたのは、ほんの3、4年と短いのにも関わらず後の音楽界に多大な影響を与えています。

David Bowie、Sex Pistols、NirvanaSonic YouthYo La Tengoなどあげると切りがありません。

日本でいえばゆらゆら帝国とかですかね。

影響力を考えると表のThe Beatles、裏のThe Velvet Undergroundと言ってもいいと思います。

ロックに芸術的な要素を取り入れたパイオニアです。
ロック界の芸術家The Velvet Undergroundは時代の先を行き過ぎていました。

いつの時代も芸術家というものは活動している時には評価されないものです。

ゴッホやカフカ、ゴーギャンなど生前は評価されていませんし。

アルバム

ローリングストーン誌が選んだ「オールタイム・グレイテスト・アルバム500」では13位。

「オールタイム・ベスト・デビュー・アルバム100」では5位にランクインした歴史的名盤です。

今でこそ歴史的名盤によく上げられますが、The Velvet Undergroundも当時はまったく評価を受けませんでした。
ジャケットはアンディ ウォーホルが手掛けました。

わずか4日で仕上げたそうです。

バナナの端に小さくPeel Slowly and See(ゆっくり剥がしてみてね)とかいてあり、バナナはステッカーになっていて剥がすと果肉が現れる仕掛けになっています。

こういう遊び心がうれしいですね。
個性的なアルバムですが、1や3なんかは可愛らしくてポップで聴きやすいと思います。

今聴いても斬新で聴いていて新しい発見をします。

アコースティックなサウンドもあれば、アバンギャルドなサウンドもありとてもおもしろいです。

ポストロックのようであり、ローファイでもあるロック界の芸術家が創った音楽を是非。

多くの人達にカバーされている


代表的な1曲目


関連記事
The Velvet Underground / The Velvet Underground (1969年)

拍手[0回]

Copyright © 『私的名盤おすすめ処』 : All rights reserved

TemplateDesign by KARMA7

忍者ブログ [PR]